新城島(沖縄)

沖縄は、八重山諸島にある、新城島(あらぐすくじま)。

 

2016年7月に訪れました。

静かで、穏やかで、本当に美しい島。

 

八重山諸島の、石垣島と西表島のちょうど真ん中くらいに位置していて、

上地・下地という2つの島があり、

別名を「パナリ」と言います。

(「パナリ」と呼んでいる人の方が多いと思います。)

 

上地は登記上?人口が13名、下地は2名とされているのですが、

下地は実際のところ無人島で、

住民登記だけで、人が住んでいない、とのこと。

牧場になっていて、牛が放牧されているようです。

 

定期航路はなく、

この辺りで観光をやっている観光業者に依頼して島に行ってもらう、

というのが島を訪れるルートになります。

今回、わたしが依頼したのは「パナリ観光」さん。

 

予め予約をしてはいたものの、

ネットで調べて出てきた携帯電話に連絡をして、

「石垣島の港(フェリーターミナルに来てください)」

という会話だけだったので、

当日まで本当に行けるのか少し心配でした。

 

 

石垣港ターミナルに到着後、

携帯で連絡を取りながら無事、合流。

 

 

島までの航路は、

小さな船で行くのかと思っていましたが、

西表島までの定期便に乗り、

 

 

特別に新城島で途中下車する、というものでした。

 

石垣港から新城島までは約40分くらいでしょうか。

 

島が見えてきました。

 

海から見える島には本当に何もなくて、

平べったい浜と緑が見えるだけ。

 

パナリ観光を営むお父さんと息子さんと、

ダイビングに来た観光客がわたしの他に3名。

 

わたしは海に潜ったりはしませんでしたが、

主にこの島にくる観光客はダイビング目的のようです。

 

船着き場。

 

船を待つ待合所でしょうか。

 

島に降りるとすぐに、

来島者への注意書きがあります。

 

離島などのビーチには必ず、このような注意書きがあって、

水着で島内を歩き回ることを禁じていたり、

キャンプを禁止していたりということはありますが、

 

お宮への立ち入り禁止や、願掛けの禁止は珍しいです。

 

新城島には立ち入ってはいけない場所がたくさんあり、

特に神聖とされるお宮に立ち入ることは厳禁。

 

鳥居が写る写真を撮ることも禁止、

さらには、うっかりお願い事などをするのも禁止です。

 

神様の聖域になっています。

 

そのあたりをしっかり心得てから入島しないといけない島です。

 

集落の入り口。

 

また、秋頃にお祭りが開催されるそうですが、

それがいつなのかは島関係者しか知らされず、

お祭りの開催期間中は、

島関係者以外は島に立ち入ったり、島に近づくことは禁止なんだとか。

 

万が一、縁を頂き参加してたとしても、

単独行動は厳禁。

撮影・スケッチ・祭りについての口外も厳禁とのこと。

 

普段12~3人が住むこの島に、

かなり多くの島関係者が訪れるというお祭りがどんなものか、

ここまで秘密になっていると気になりますが、

 

それだけ神聖で、秘密を守り続ける、ということが

代々受け継がれるお祭りがある島、

というのはまた素晴らしいなと。

 

この先もずっと受け継がれてほしいです。

 

 

 

島の中は本当に静か。

 

上地小中学校跡地です。

 

人口が数百人いた時代もあったそうですが、

徐々に減少して、特に1975年に小学校が廃校になってからは

若い人が住まなくなり、

 

現在、島を無人島にしたくないという人達が

住民票をおいているとのこと。

 

実際は12人が住んでいると伺いました。

 

パナリ観光の拠点となる施設。

 

民宿としても営業していて、泊まることもできるようです。

 

夏場、ダイビング客が利用するようです。

 

裏庭。

 

すごくのんびりしていて、木陰が気持ちよかったです。

 

集落の中には民家がたくさんありました。

 

現在は人が住んでいない家がほとんどだそうですが、

お祭りの時に帰ってくるので

そのままの状態にしているのだとか。

 

島の散策に。

 

本当は島を勝手に歩き回ってはいけないのですが、

他の人達がダイビングをする間、

特にやることがないので、

 

この道をまっすぐ行くと、下地が見える浜があるよ、

というのを教えて頂き、自転車を借りて行ってみることに。

 

途中、ヤギが何匹かいた以外は、

 

何もない静かな静かな一本道。

 

 

 

 

災害や緊急医療の時用でしょうか、

 

ヘリポートがありました。

 

道のわきはこんな感じ。

 

緑を手つかずにしておくとこんな感じになるんだろうな。

 

同じ八重山だからでしょうか、

少し波照間島の風景と似ている気もしました。

 

のんびり1本道を進むのは良いですね。

 

人が全くいないので少し緊張もしましたが。

 

自転車で5分~10分くらいのんびり進むと、

海が見えてきました。

 

反対側の浜に着きました。

 

向こう側に見えるのが下地。

 

今回、どうしても下地にも行きたかったのですが、

もう少しお金を足すので立ち寄って欲しいとお願いするも敵わず。

 

機会があったら次回は行ってみたい。

 

浜から振り返る上地です。

 

本当に緑と海と空しかない。

 

 

誰もいない。

 

潮の満ち引きで、

下地に歩いて渡れる時間があったりもするらしいですが、

ちょっとタイミングではありませんでした。

 

見えてはいますが、歩いたら結構時間かかりそう。

 

静かで音がしないので、

波の音がとても心地いいです。

 

八重山の海はエメラルドグリーンで本当にきれい。

 

サンゴの浜。

 

反対側の浜から戻ると、

ダイビングから戻ってきた人たちと合流して、

 

パナリ観光さんの案内で島の中を散策しました。

 

集落の中、特に清掃をしているわけではないのでしょうが、

とてもキレイに整えられている印象を受けました。

 

生活感を感じる家も数軒ありましたが、

人には全く会いませんでした。

 

今住んでいる島の人はほとんど70歳以上だそうですが、

少しお話してみたかったな。

 

集落の中。

 

誰も住んでいないけど、

そこまで廃墟、という感じがしません。

 

集落の中。

 

自動車も走っていませんでしたが、

走っていたことはあるのかな。

 

変わった乗り物がありました。

 

集落を少し奥に進むと緑が濃くなります。

 

植物。

 

映画に出てきそうな風景。

 

径の先が気になります。

 

途中にいくつかお宮がありましたが、

そちらはもちろん撮影NG。

 

その昔、外の人の侵入を見張っていたり、

船の往来をここから合図した、という高台。

 

見晴らしがよく、島を一望できます。

 

人が住んでいる集落はほんの一部で、

島のほとんどは森になっていて、人が立ち入らないんだとか。

 

すごく神秘的。

 

石垣島も見えます。

 

眺めとしてはここが一番キレイだったかな。

 

パナリ観光の方たち以外の島の人には会えませんでしたが、

とてもキレイな島でした。

 

アクセスもしにくいし、

本当に謎だらけな島でしたが、

それだけにとても魅力的。

 

半日の滞在でしたが、行けてよかった。

 

機会があれば、今度は泊まってみたい。