南大東島(沖縄県)前編

 

沖縄本島から400km東、

 

北大東島と無人島の沖大東島以外は

400km圏内に島がなく、

 

「絶海の孤島」と呼ばれる南大東島。

 

珊瑚が隆起した島で、

島から2km離れるだけで水深は1000を超える。

 

大陸と一度もつながったことがないため、

固有の生態系があり、学者からも注目をされている島です。

島の周囲は約21km、人口は約1,300人。

 

2014年2月27日(木)

飛行機で羽田‐那覇 那覇‐南大東の乗継で訪れました。

羽田を出たのは10時半くらい、南大東へは14時半の到着。

4日間の滞在です。

 

飛行機だと1時間10分ほどですが、

船は14時間かかります。

 

また、珊瑚でできた断崖絶壁の島のため、

船が港に着岸することができず、

船の荷物も乗客もクレーンで吊るしての乗り降り。

 

上陸の感動を味わうべく、ぜひとも船で行きたかったですが、

5日に1回の出航しかしない船は、

天候によりスケジュールが変更されるなど

予定が立てにくく、今回は飛行機で。

 

ちなみに、那覇から南大東の往復で4万を超えるなど

ものすごく料金が高いです。

(島の人も若干の割引はあれど、それでも高い、高いと言っていました)

 

わたしはパックで取りましたが、

宿泊+羽田・那覇・南大東の往復で80,000円くらい。

 

那覇からの乗り換えはRAC小型飛行機でした。↓

 

南大東空港到着。↓

 

暑さにびっくり。

2月の末、関東はまだ寒くコートを羽織っていましたが

こちらの気候はすでに23℃。

 

空港を出ると宿の方が迎えに来てくれていました。

 

車で宿まで向かいます。

 

今回の滞在でお世話になったのは、こちら。↓

ホテルよしざとさん。

 

南大東にはこの他に民宿が3件くらいしかなく、

このよしざとがホテル形式で一番大きな

宿泊施設になります。

 

ホテルと言っても家族経営です。

とても温かい人たちでした。

 

部屋はこんな感じ。↓

清潔です。

 

バスタブのないシャワールームですが、

各部屋にあるので民宿のように時間を気にすることなく使えます。

 

ホテルの部屋に着いたのは15時くらい。

 

軽く荷解きをした後、暑かったので着替えると15時半に。

 

ご飯を食べるにも、お店は昼の営業終了、

とりあえず暗くなるまではサイクリングに、と思い

ホテルで自転車を借りてサイクリングに。

1日1000円 半日500円で貸してくれます。

 

こちらが南大東島のメインストリート。↓

お店はこの集落に集中しています。

 

住宅もかなり多い。

 

左側に見えるのは、パチスロ店。↓

島では初めて見ました。

 

お客さんが数名。

 

このエリアを抜けると、

サトウキビ畑が広がっていました。

 

ひたすらサトウキビ畑を進んだ先に、

「星野洞」という看板を発見。

そちらの方向に進み行くと、観光案内所が。

 

どうやらここが星野洞入口みたい。

 

すでに16時は過ぎていましたが、おじいがいて、

「もう見られませんか?」と聞くと、

いいよ、行っておいで。

 

というので、星野洞に入ってみることに。

 

こちらのラジカセを首にかけて、アナウンスを聞きながら、

懐中電灯で進むんだとか。

 

星野洞の入口が、ちょっと暗くて、

軽い度胸試し。

 

鍾乳洞は湿度が大切とのことで、

星野洞の中の湿度は100%以上に保ってあり

(湿度が下がると死んでしまうみたいです)

入口は二重扉。

 

で、扉をあけると、さらに不気味な感じが。

 

ここに1人で入るのは勇気がいるな、と思いながら、

進んでいきます。

 

これが、星野洞の鍾乳洞。↓

 

すごい!

東洋一といわれているそうで、

この立派な鍾乳洞が育つまでに数百万年もかかるんだとか。

 

カセットのアナウンスがおもしろくて、

ここが「星野洞」という名前になったのは、

この辺り一体が星野さんの土地だったから、とか

 

いちいち小ネタを挟んできます。

 

この星野洞の中に、

島の子どもが、中学卒業時に「泡盛」を置いて、

成人式の時に見付けて開けるらしいのですが、

 

あまりに広い鍾乳洞のため、

どこに置いたのか忘れてしまう子が続出(笑)

 

今では置く場所が決まっているらしいです。

 

そう、とにかく広いんです。

奥にも深く、見渡すに、あたり一面の鍾乳洞。

 

1人で回るには怖すぎて、

割と早足で見て回りました。

 

湿度が高いため、汗をぺったりとかいて、

また、早足で観てきたので

ゼイゼイ出てくると、

 

おじいがやって来て、

「ちょっと1人で見るのは寂しいとこだよね、

おじいが一緒に行ってやっても良かったんだけど」

とのこと(笑)

 

先に言ってくださいって。

 

この後、軽く道に迷って、

(観光マップもらったんですが、すごく分かりにくいんです、道が。

標識もほとんどなく、サトウキビ畑と道しかないので、

あれ?こっちでいいのかな?と。

島の人曰く、道を聞かれても「~さんちの畑を曲がってと答える」

らしい・笑)

 

なんとかホテルに戻れました。

 

18時過ぎでもまだ日があるので助かります。

 

ホテルの食堂。↓

 

本日のお夕飯。

 

島で捕れた魚のお刺身つき。

このご飯の美味しさを改めて実感するのは、

お隣、北大東島に渡ってからです(笑)

 

夕食後、

島の女の子で結成する「ボロジノ娘」の練習を見に行くことに。

沖縄の楽器「三線」で唄うグループです。

 

南大東島には高校がないため、

高校進学のために子どもたちは島を出るのです。

 

毎年、中学3年の子が島を出る3月に最後の舞台があり、

ボロジノ娘の中の中学3年生の子は

「アバヨーイ」を唄います。

 

わたしは、このことを

「旅立ちの島唄~十五の春~」という映画で知りました。

 

で、練習場所を大雑把に聞いて、

そちらの方向へ出かけると、

途中でかわいい猫に遭遇。

 

頭をなでてやると、 

その猫を追いかけてきた小学校1年生くらいの女の子が。

 

その女の子と話していると、

そのお母さんがさらにやって来て、そのまま立ち話に。

 

何故かとても仲良くなりました。

 

で、三線の練習会場はこの道でいいんですか?

と(昼に迷っていたこともあり)確認で聞くと

「あっているけど、暗いうえに道がボコボコしていて危ない」と、

 

通りかかった会社の後輩に、

軽トラでの運搬を頼んでくれました。

 

島の若者たちです。

 

自転車ごと運んでくれましたが、

なんと到着すると、今日はお休みなんだとか。

 

がっかりしちゃって、

そのまま帰ろうとしたら、

 

若者3人組が、折角だからちょっと案内しますと、

夜の島ドライブに。

 

乗ったことないんなら荷台に乗ってみな、と

荷台で談話しながら。

 

暗闇の方をみて、

「今女の子がいた」とか「おばあちゃんがいた」とか

絶対見えてないものをふざけて言ったり、

自転車を捨てようとしたり、

とにかく面白い子たちで、ズッコケ3人組のようでした。

 

巨大なカエルを見て絶句していると、

「大東のカエルはゆとりだから平気だよ。ジャンプを知らない」

とのこと。

いろいろ島の話を聞きながら、

夜の海やら、洞窟を1時間くらい案内してもらって、

8時半にホテルに戻りました。

 

翌日も快晴!

 

 

ホテルで朝食をすませ、

自転車で島のサイクリングに。

 

ホテルの方から、

今日はお店にたくさん品物が入ってるから行ってみたら

と言われ、飲み物の買出しに、JAのお店へ。

 

5日に一度やってくる船の来る日だったので、

野菜や生鮮食品がズラリ。

こっから5日かけてどんどん減っていくとのこと。

 

で、集落を抜けるとまたひたすらサトウキビ畑。

 

島の中は、どこに行ってもサトウキビ畑。

サトウキビは1~3月で刈り取るので、

ちょうど刈り取り作業が見られる時期でした。

 

製糖工場もフル稼働で動いている時期です。

 

↓日の丸山展望台。

昭和初期にこの地区の青年が集団活動の拠点として

日の丸を掲げていたことから、

日の丸山と呼ばれるようになったとのこと。

 

展望台からの眺め。↓

 

島を見渡せます。

 

刈り取ったサトウキビ畑と、生い茂る畑と、

模様みたい。

 

そして、さらに自転車を進め行き、

海軍棒のプールに到着。↓

 

ちょっとわかりにくいところにあり、

ものすごい急勾配の下り坂を下ります。

 

珊瑚の隆起によってできた大東島には浜辺がなく、

海水浴のために岩場に作ったプールで泳ぐそう。

 

海軍が測量のために建てた棒が近くにあるので

「海軍棒プール」というらしい。

 

またひたすらサトウキビ畑。

 

道は島内に何本かあって、

内側の1周、外側の1周、といった形で

島を1周できます。

 

道はちょっとわかりにくいです。

迷っても、どこかにはたどり着きます(笑)

 

そして、集落から離れた島の端の方の、

サトウキビ畑の中に、

なんだかオシャレな建物が。↓

 

表札には「ノエビア南大東海洋研究所」と。

 

南大東島には、ハウスメーカーが建てたような近代的な建物がないので、

(そこがまたいいのですが)

これが南北大東島でみた一番立派な建物。

 

で、またサトウキビ畑を進み行くと、

こんどはバリバリ岩へ。↓

 

このバリバリ岩、という名前、

南大東島は、実は今でも年に7cmほど北東に移動していて、

(フィリピン海プレートという上にのっているんだとか)

その証拠に、岩がバリバリと引き裂かれている割れ目が見られます。

 

岩がすぐに見られるのかと思ったら、

結構奥に深くて、

しかも、妙に心細くなる道中。

 

入口のところで、那覇からここを見に来たという年配の女性に会い、

「結構怖いから一緒に行きましょうか?」

と申し出ていただいたのを、

2回も行かせるのは申し訳ないです、

と断ったのを後悔。

 

最後まで進むのにはかなり勇気がいりました。

 

沼を見下ろす展望台。

 

サトウキビへ水をやるため、沼がたくさんあります。

ただ、下の方へ行くと塩分があるため、

上の部分しか使えないのだとか。

 

お昼はここ!と決めていました。↓

宿泊しているホテル向かいの富士食堂です。

 

メニューはこんな感じ。↓

謎のバイキングがあります。

 

店内の様子。

14時過ぎに行ったので、人はいませんでした。

 

注文したのはこちら、

大東寿司と大東そばのセット。↓

 

大東そばは、麺がとても特徴的でした。

ちなみに、大東寿司は、

八丈島の「島寿司」から由来。

 

というのも、この南大東島は沖縄県に属していますが、

最初に島に入ったのは八丈島からの開拓団。

 

なので、八丈島の文化と融合しています。

漬けにしたネタを甘めの酢飯で握り、

島寿司はからしをつけて食べますが大東寿司はワサビで食べます。

 

そして、うまく船のタイミングが合ったので、

北大東へ渡ることにしました!

 

こちらが公安。↓

その日にならないと出航の港が決まらないとのことで、

(荷物の積み下ろし進捗で時間が決まり、波の状態で港が決まります)

当日に電話をして、出発時間や港を確認します。

 

こちらが、西港。

断崖絶壁の南大東島は、船が着眼することができず、

こちらのクレーンで籠を吊り下げての乗船になります。

 

この籠に入りました。

 

うわーってくらい持ち上げてもらいました。

観光客や女性がいると、

(珍しいことのようで)サービスにたくさん持ち上がるそうです(笑)

 

ぜひ、南大東にいったら体験して欲しいです。

あっという間だけど、おもしろかった。

 

そして、この後北大東島へ!

距離はわずか10kmしか離れていないのですが、

船では1時間ちょっと。

 

南北大東島の周囲の海はとても深く、

2km沖にでると水深1000mを超え、

深いところでは2000mを超えるんだとか。

 

ちなみに、飛行機だとわずか「3分」!

これは世界最短を争う短い距離で、

離陸アナウンスの直後に着陸アナウンス(笑)

 

思わず笑いのこぼれるフライトだそうです。

 

ちなみに空路はたったの3分で8300円。

これは日本一高いフライトだそうで。

ちなみに船は片道830円。

 

この後、北大東島編

南大東島後編へ続きます。