上甑島(鹿児島県)

 

2016年7月に、甑島列島を旅しました。

 

上甑島は、鹿児島県川内市より西の沖合に約50㎞、

高速船で約50分(3,380円)。

フェリーで1時間15分(2,300円)のところにあります。

 

鹿児島(本州)側から、

上甑島・中甑島・下甑島と3島が列島になっていて、

上甑島・下甑島に比べて中甑島はとても小さいですが、

現在は上甑島と橋で繋がっています。

 

今回、一番最初に訪れた上甑島は、

人口約2,500人、島の周囲は約80㎞。

 

 

川内駅に前泊して、朝の1便で上甑島へ向かうはずが、

悪天候により、1便・2便と船の欠航が相次ぎ。

 

川内駅のバス停で待機。

 

川内駅から港はバスでもそこそこ離れているので、

港に向かって港で待機していたかったのですが、

 

甑島へ向かう便は、

高速船が川内港ターミナル・フェリーが串木野港と、

それぞれ出発する港が違います。

 

なので、乗る便に合わせて異なる港へ向かわねばならず。

 

どちらへもアクセスできるよう、

川内駅のバス停と、バス停横のファーストフードで

朝から夕方まで丸1日時間を潰すことに。

 

結局定期便は全便欠航となりましたが、

臨時でフェリーが最終便を出すとのことで、

その日のうちには島へは行けることになりました。

 

フェリーなのでバスで串木野港へ。

 

なんとも味のある港です。

 

こういう売店好きです。

 

 

 

こちらがフェリーニューこしき。

 

宿泊先の民宿の方が、

船の欠航を心配して何度か電話をくれて。

 

最終で臨時便が出ることをお互いに確認して、

島に向かいました。

 

上甑島に着いた時はすっかり日が暮れてしまっていましたが、

民宿のスタッフさんが迎えに来てくれて、

民宿に荷物を置きに向かいました。

 

上甑島で宿泊予定の「藤や」という民宿、

2泊の予定で2泊ともお夕飯をお願いしたのですが、

 

スタッフさんから、

「できるだけ島のお店に出かけてほしいので、

 もう一晩は外のお店で召し上がって頂くのをお願いしているんです」

と言われていたので、初日のお夕飯は外へ行くことに。

 

ところが天候不良の便変更などで、

すっかりご飯のことを忘れていて。

 

フェリーに乗ってから、

慌てて連絡をしたのが、鮨「ながた」。

 

 

「今、向かっているんです」

という突然の連絡も快く受けれてくださり、

 

お店に到着した時にはすでに準備がしてありました。

 

天候不良などもあったせいか、

他にお客さんはいらっしゃらず、

貸し切り状態。

 

お魚が本当に美味しかったです。

 

お刺身につけるお醤油の中に大豆が入っていて、

変わっているな、と思いましたが、

島の方はこれが普通なんだとか。

 

ご家庭でお醤油を作るそうです。

 

 

 

きびなご。

 

島の特産のようで、滞在中は良く食べました。

自分で焼いて食べるのも楽しかったです。

 

目の色が白くなると食べごろなんだとか。

 

 

 

お鮨です。

 

イカ釣り漁が有名なので、

イカは絶対食べたほうがいいかもしれません。

 

 

大将。

 

料理もすごく美味しかったですが、

何と言っても対象の話がおもしろくて。

 

イカ釣り漁の話や、

島にTVが取材に来た話、

 

その昔、

上甑島や下甑島は学生の人数がそこそこいたので、

制とは部活を選べたけれど、

中甑島は人数が少なくて、バレー部しかなくて。

ただ、全員がバレーボールをするから、

結果県大会で勝ち残るほど強かったとか、

 

漁業組合とかも、

いくつもある上甑島・下甑島にくらべ、

島で1つしかない中甑島はみんなが一丸となるから

かなり強力な団体だったとか、

島のことをたくさん教えて頂きました。

 

 

帰りは大将が民宿まで送ってくれました。

 

簡単に島の案内までしていただき。

 

本当にありがとうございました。

 

島のお店って本当にあたたかい。

 

 

 

翌日は、晴れ時々くもり。

 

お世話になったIsland Hostel Fujiya 藤や

 

の外観はこちら。

 

 

「里」、という集落の中にあります。

 

島の中では大きな集落です。

 

 

平地で、静かな集落です。

 

猫がたくさんいました。

 

 

港と海が近いので、

 

集落を少し歩くと海が見えます。

 

 

藤やの朝ごはん。

 

噂には聞いていましたが、これは嬉しい。

すごく丁寧さを感じる朝ごはん。

 

お豆腐が自慢の宿で、

 

さっきできたばかりだというお豆腐を、

塩だったり、オリーブオイルだったり、醤油だったり、

加えて、いろんな薬味で頂きます。

 

あと、きびなごがたくさん入ったお汁も美味しかった。

 

 

ご飯を食べ終えると、まずは簡単に集落の中を散歩に。

 

こちらは商店。 

 

 

集落を抜けた先に山がそびえていました。

 

 

 

また、集落の端には、

武家屋敷通りという、石垣のある通りが。

 

こちらはスーパー。

 

生鮮から日用品から簡単なお土産が

コンパクトに売っていて、

 

滞在中は何度かお世話になりました。

 

 

こちらが、山下商店。↓

 

今回宿泊している民宿、藤やと同じ方が経営していて、

ここでお豆腐を作ったり、

大豆の製品や

お土産を作ったりしているお店です。

 

全ての商品がしっかりデザインされていました。

 

 

島にUターンした方が

 

民家をリノベーションして始めたんだとか。

 

カフェも併設されていて、

 

アイスコーヒーなどのドリンクやデザートも売っています。

 

おしゃれ。

 

予約していたレンタカーを借りて、

島の中を探検にでかけることに。

 

レンタカー業者もあまり多いわけではないので、

予め車の予約をしてから訪れることをお勧めします。

 

特に、土日や観光シーズンは早目のご予約を!

 

島の広さや、地形を考えると、

車がないと観光は厳しいかなと思います。

 

 

こちらは先ほどの里集落を上から望む場所。

 

里は、陸繋砂州(トンボロ)となっていて、

砂州の上に存在する集落としては、

里地域は日本で一番大きいんだとか。

 

とても珍しい地形です。

 

 

続いて、車で向かったのは。

 

長目の浜。↓

 

今回、この風景が観たくて、

甑島を訪れました。

 

沼と海の間にかかる砂州が本当に美しい。

 

3つの池と海とが隔てられていますが、

3つの池とも水質や存在する生物が違うそうで。

 

不思議。

 

 

近くまでいくと湖畔まで降りられます。

 

正面が沼で、右側が砂州になってその向こうが海。

 

 

砂州に降りられる場所もあります。

 

 

これは逆側からのながめ。

 

本当に美しい。

 

長目の浜を端から端まで移動した後は、

 

中甑島方面へ。

 

昔は島と島の間は船でないと移動できませんでしたが、

今は上甑島と中甑島は橋で繋がっているので、

車で移動することができます。

 

 

 

橋を望む風景もとてもキレイです。

 

 

 

 

こちらの橋もすごく雰囲気があります。↑

 

この2本を渡ると、中甑島へ。

 

 

 

そしてこちらは、

 

現在建設中の下甑島と中甑島を繋ぐ橋。↑

 

これが完成・開通したら、

甑島間の移動が本当に簡単になりますね。

 

まだしばらく先のようですが、

かなり大きな変化があるような気がします。

 

 

 

 

昼食は、中甑にある、

鮨「かのこ」へ。

 

こちらも予約必須とのことで、

予め予約していたんですが、

 

探しても探しても見つからなくて。

何度か車で往復して、

 

そろそろ営業時間がやばいなあ、と

お店に電話をしたら、大将が道まで出てきて

こちらを見つけてくれる、という

営業時間ぎりぎりの滑り込みとなりました。

 

 

お鮨。

とても美味しかったです。

 

きびなごはマリネになっていました。

 

 

山の上から、島に架かる橋を見下ろせる場所があるというのを知り、

山に向かいましたが、

なんと、あと少しのところで通行止め。

 

ここまで来るまでに、

道幅が細かったんだけどなー、と思いながら、

 

冷や冷やと、バック運転で数百メートルを戻りました。

 

 

途中から見下ろす風景。↓

 

 

そして、来た道を引き返し、

さらに、わざわざ反対側に回り込んだのに、

反対側も通行止め。(笑)

 

これには参りました。

 

 

 

 

仕方なく車を停め、

山を歩いて登ることに。

 

しばらく歩いて登ったところからの風景。

 

 

 

上甑島から中甑島へ架かる橋が見渡せます。

 

少し曇ってもやがかかっていたのが残念でしたが、

それでも素晴らしい風景でした。

 

 

こちらは、江石という小さな集落。

 

島内にはいくつか集落がありますが、

大きな集落からは少し離れたところに

小さな集落がいくつか点在しています。

 

バスはほとんどが予約制。

 

 

時間があれば、バスにも乗ってみたかったな。

 

ずいぶんとのんびりした旅ができそう。

 

 

こちらは、中甑という集落。

 

上甑島と中甑島が橋で繋がり、

 

上甑島に「中甑」という集落があり、

中甑島にある集落を「平良」というので、

 

最初は少し混乱しました。

 

島の人に「中甑」というと、中甑島だとは思われず、

集落の「中甑」と解釈されます。

 

中甑島のことは「平良」と言わないといけません。

 

橋がなく島が分かれていた時は、車で簡単に移動できないから

こんな混乱もなかったのでしょうが。

 

 

 

面積は里の方が広いのですが、

お店の数からすると、里より多いような気がします。

 

 

こちらに役場もありました。

 

 

 

 

職員さん何人くらいいるのでしょうか。

 

 

そして、中甑にある「コシキテラス」

 

 

里で訪れた山下商店の方たちが、

2016年4月にオープンさせたそうです。

 

店内で焼いているパンや、

お土産の販売、

 

イートインスペースは、カフェレストランになっています。

 

 

すぐ目の前を港を望む眺望になっていますが、

 

地元の方でしょうか?お客さんも絶えず来店しているようでした。

 

 

 

こちらは中甑島の平良という集落。

 

上甑島と橋が繋がっているからでしょうか、

中甑島へは船の便がありません。

 

上甑島から橋を渡っての入島になります。

 

現在、人口は300名ほどなので、

その方がいろいろと効率がよいのでしょう。

 

 

 

漁船がたくさん停泊しています。

 

 

こちらは、港にある商店。

 

離島っぽいというか、味があります。

 

集落の中にも、民宿が何軒かありました。

 

今回、中甑島へは宿泊しませんでしたが、

もう少し時間の余裕があったら泊まってみたかったです。

 

 

 

集落の中。

 

中甑島の小中学校「平良小学校」「平良中学校」↓

 

すでに廃校になっています。

 

 

橋が繋がった後、上甑の学校と合併したのでしょう。

 

 

 

 

また、上甑島へ戻り、里集落へ。

 

おみやげ店「我夢」

 

不思議なお店でした。

 

 

2日目の夕飯は、民宿 藤やで。

 

といっても、民宿で食べるのではなく、

山下商店での夕食になります。

 

 

お豆腐を作っているだけあって、

大豆とお豆腐のコース料理。

 

豆腐ハンバーグ。

 

ふわふわで美味しかった。

 

 

こちらは、できたてのお豆腐を、

 

塩・オリーブオイル・醤油

 

でそれぞれいただきます。

 

 

豆乳や、豆乳ベースのリゾットなど、

本当にお豆腐づくし。

 

お腹いっぱいに食べたのに、

体に優しい食後感。

 

ご馳走様でした。

 

 

上甑島3日目、最終日です。

 

この日は北端から。

 

海岸がありました。

 

 

こちらは、北側の小さな集落に隣接した港。

 

人影はありませんでしたが、

営業しているのでしょうか。

 

 

 

港の横の海ですが、

岩場で人影もなく。

 

虫がたくさんいました(笑)

 

 

 

北端から上甑島を臨む場所。

 

 

 

こちらも小さな集落です。

 

数えるほどの民家と、予約制のバスと。

 

人が住んでいる家と住んでない家が半分くらいでしょうか。

 

 

 

 

最後は中野という集落。

 

集落は全てコンプリート(笑)

 

猫がたくさんいて、リアルねこあつめのようでした↓

 

夕方の便で、下甑島へ。

 

上甑島は風景が本当に美しい島でした。

 

点在する集落もとても魅力的で。

 

長目の浜、ぜひまた観に行きたい。