Love Letter

Love Letter (1995年 日本 岩井俊二監督)

 

 

お話は、

主人公、博子(中山美穂)が婚約者を雪山の事故で亡くした

3回忌からはじまる。

 

帰りに立ち寄った、亡くなった彼の実家で、

偶然にも見つけた彼の中学校の卒業アルバム。

 

いたずら心から、当時彼が住んでいた北海道の住所へ彼に

「お元気ですか?」と言う手紙を書く。

 

ところが、届くはずもない手紙の返事が届いてしまう。

返事の差出人は、亡くなったはずの彼、藤井樹(いつき)から。

 

奇妙にも始まった文通の真相は、婚約者故藤井樹には、

同じクラスに同姓同名の女の子藤井樹がいて、

博子はその彼女に手紙を出してしまったと言うもの。

過去の回想も含め進んでいくストーリーです。

 

この映画の中で、中学生の2人が図書委員を務めるんだけど、

男、藤井樹は毎日毎日、訳の分からない本、

つまりは誰も借りないような本ばかり借りる。

図書カードに、自分の名前しか書いていないと言う。

 

10年以上たった後に、中学校の後輩たちが図書カードの

「藤井樹」探しゲームをしてある1枚に気付く。

ホントに彼の名前だったのかな。

 

わたし、やっぱりすぐ影響されちゃうから、

小学校6年生の時、やたら図書室の絶対誰も読まないような本をひたすら借りて

これをやったことがあります。

絶対、あのたくさんの、訳の分からない図書館の端の端の棚に合った大量の本は、

今もあるかは分からないけど、わたししか借りてないと思う(笑)

映画みたいな、ロマンスはなんもないんだけど。。

 

 

でね、この映画、もうひとつおもしろいのは、

主人公の博子と、成長した女 藤井樹を中山美穂が2役演じています。

要するに、顔がそっくり。

結局最後まで2人は対面することはないんだけど、

 

大学生になってから、この映画をもう一度見直したとき、

切なくて胸を打たれたシーンがあって。

 

全てが終わった後、卒業アルバムを見ながら、

彼のお母さんが言う、「あら、この子、博子ちゃんにそっくりね」

もちろん、その少女が藤井樹かどうかは分からないけど

博子が泣きだすんだよね。ボロボロ涙をこぼしながら、悔しいって。

「彼、わたしに、一目ぼれって言ったんですよ。悔しいです」って。

このシーンがすごく切なくて、わたしは好きです。

 

彼は、この世にいないから逃げ勝ちだけど、

わたしも、同じ立場だったたらきっと悔しくて耐えられないかも。

 

でも、すごく素敵な映画です。

もうずいぶん昔だけど、今もなお指折り数える大好きな1本です。

初めて観たのは確か小学6年生くらいだったと思います。

 

たぶん5回くらい観てますこの映画(笑)

 

確かCMで「同じクラスに同姓同名の男子がいたら・・・」って

ピロウズの曲と一緒にやってました。

 

携帯とか、インターネットのない時代のお話ですが、

携帯やインターネットがない時代だからこその

素敵なストーリー。

 

ラブレター、書いてますか。