ロックンロールミシン

ロックンロールミシン (2002年 日本 行定勲監督)

 

 

確か大学生の時に観たのかな。

あれ?なんか人生こんなんでいいのかな?って人に観てほしい映画です。

20代前半とか、就職1~2年目の人におススメかも。

 

仕事に退屈さを感じ、恋人ともなんとなく体の関係で繋がってるだけ。

サラリーマンの賢司(加瀬亮)は、

そんなときに高校の同級生凌一に再会する。

 

凌一は、仲間と一緒に洋服のブランドを立ち上げると言う。

退屈なサラリーマン賢司はその自由さがうらやましい。

 

凌一のところに頻繁に出入りするようになり、仕事にも身が入らず、

とうとう賢司は会社を辞めてしまう。

仲間たちと一緒に過ごす、刺激のある、自由で楽しい毎日。

自分の居場所はここだと感じる。

ただ、そんな日々も長く続かず、結局は夢が壊れてしまう。

また、何事もない平凡な毎日へ戻る、と言うお話です。

 

 

何て言うか、サクセスストーリーでもなんでもないけど、

どちらかと言えば挫折なんだけど、でもすごくすっきりする。

わたしは、この感じ、好きです。

 

退屈な毎日から脱出したと思って、キラキラ輝けてたはずなのに、

結局は長いものに巻かれてしまう。

 

ただ、失うものもプライドも何にもないから、

平気で全部投げ出せちゃうんだよね。

会社員としての地位も、見つけたはずの楽しい毎日も。

 

現状を、こんなはずじゃ、とか

ここまできたらもう引き返すとこもないけど、前に進むのも違う、

なんて人には是非観ていただきたい。

 

 

途中に出てくるセリフがすごく好き。

 

メンバーの一人が言う、

「オレ、思うんですよ。服なんて本当はどうでもいいんじゃないかって。

かっこいいヤツって何着てもかっこいいじゃないですか。

それなのに、なんでオレ、服にこんなに金使ってんだろう」

 

また、あるメンバーは言う、

「正解なんて本当はない。成功した人が言ったことが正しいことになる」

 

タイトルの、ロックンロールミシン、映画の中で凌一が、賢司に言う

「このミシン、ロックンロールミシンて言うんだぜ。

こうやって8ビートで進んで、早くすると、16ビートになる」

「本当?」

「ウソ」

 

 

あと、なんとも言えないのが、クラブに行くシーンの賢司(加瀬亮)の服装。

こんな役がハマるのは加瀬亮しかいないかもしれない・・・と言うほど。

変なハーフパンツに変な丈の靴下はいて。すごすぎ。

 

 

このままじゃいけないって、必死で夢追おうとして

それがかっこいい気がして。

でも、あっさりそれを投げ出しちゃうのも、実はかっこいい気がする。

 

そんな1本です。