イングリッシュペイシェント

イングリッシュ・ペイシェント 

 

(1996年 アメリカ アンソニー・ミンゲラ監督)

 

旧作シリーズ。

 

第二次世界大戦の北アフリカを舞台にした、

ラブストーリー。

 

物語の冒頭で、とあるイギリスの飛行機が撃墜され、

そこからひどい火傷を負った男性が救出される。

偶然に居合わせた看護婦のハナは、部隊を離れ、

彼の(最後を看取る意味で)看護を申し出る。

 

記憶を全て失ったその男は、イギリスの飛行機に乗っていたため

イギリス人患者とされるが、

ハナの看護を受けるうちに徐々に記憶を取り戻していく。

 

というお話です。

 

男性が、看護婦ハナと少しずつ会話を紡ぎながら、

失った記憶を取り戻し進んでいく現在と、

彼の記憶をたどって進んでいく過去の世界と、

2つの時間軸が交錯しながら進んでいきます。

 

この映画を最初に観たのは、

まだ中学2年生くらいのときだったのですが、

内容ではなく、よさという意味で、

映画をよく理解することができなくて、

高校生になって改めてDVDで観返した時に、

すごく感銘を受けた覚えがあります。

 

 

火傷を負った青年の過去は、

北アフリカで地図を作る部隊で

(戦争における地図は大変重要なもの)

直接、戦闘シーンなどは出てきません。

いわゆる、ラブストーリーです。

戦争という環境には、大きく翻弄されていきますが。

 

そして、ラブストーリーというか

ここで描かれているのは不倫なので、

冷静に考えてみると、

不倫とかしてる時点で、美しくないよというか、

(日本人的)社会通念上どうなの・・?

と言ってしまえばそれまでなんですけど、

一旦、そういう倫理的なものを取り除いてみると、

なんというか、ずっしりとくるものがありました。

 

最終的にも、決してハッピーエンドにはなりませんが、

観終わった後に、なんとも言えない気持ちになりました。

 

男性が記憶を全て取り戻した時、

過去と現在が全て繋がりますが、

その全てを受けて、彼が、

おそらく致死量に及ぶであろう大量のモルヒネを

看護婦ハナに向かって打つように手で押すんですが、

それを見たハナが顔を覆うシーンがなんとも。

 

ラストに、ハナが彼を看取った場所を発つ時の

表情がとても好きです。

 

そしてハナを演じたジュリエット・ビノシュがとてもキレイ。

 

 

 

おススメになったかどうかは謎ですが、

この映画とても好きです。

すでに4回は観ているかも。

 

初めて観たときは、せっかく映画館だったのに、

お子様すぎて理解できてませんでした、多分。

 

まだ、シネコンとかそんなにない時期で、

前橋市に文映レッド館・イエロー館という映画館が

存在していた頃、そのどちらかで観ました。

 

当時は、完全入れ替え制とかじゃなかったので、

そのまま座ってると、

同時上映の次のやつも観られちゃうって時代でした。